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中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

ビール大手の価格カルテル疑惑の陰で忘れてはならない「ビールが安くなった」大ニュース 実際に値札を見ると安さを実感! 呑兵衛は買いすぎてしまうトホホな事態も

値札を見ると以前と比べて明らかに安くなったビール(筆者撮影)

値札を見ると以前と比べて明らかに安くなったビール(筆者撮影)

 昨今の物価高で、毎日のように商品値上げのニュースを目にするが、そんな中、目に見えて価格が下がったのがビールである。10月1日に酒税法の改正によって、“ビール系飲料”の税率が一本化されたことの影響だ。ビールといえば、ビール大手4社の価格カルテル疑惑が大きく報じられているが、「値下げのニュースを忘れてはならない」というのは、ほぼ毎日ビールを購入するという、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏だ。いかにビールが安くなっているのか、中川氏がその実感をレポートする。

店舗で値札を見ると実感できるその安さ

 10月7日、公正取引委員会がビール大手4社に対し、価格カルテル疑惑で強制調査に乗り出しました。4社は数年前からビールの値上げ幅などを共有し、価格を示し合わせていた疑いがあるというのです。

 ビールファンである私にとっては10月1日の酒税法改正(ビールの酒税が350mlあたり63.35円→54.25円)により、ビールが安くなったと喜んでいた矢先のショッキングな出来事でした。やってはいけないことではあるものの、取りやすいところから税金を取る、という方針のもと国から狙い撃ちにされ続けたビール大手としても背に腹は代えられなかったのでは。何しろビールの税金が高いということで、税率の低い発泡酒や新ジャンルの開発に注力せざるを得なくなるなど、財務省に翻弄され続けた過去もありますし。

 価格カルテル疑惑の実態については今後の調査結果を待つことになりますが、そのニュースの陰に隠れてしまってはもったいないのが、10月1日から、ビールの価格が目に見えて下がったという“大ニュース”です。どんな商品も値上げが当たり前のここ数年で、滅多にない嬉しいサプライズでした。

もちろん、ビール系飲料の税率一本化は以前から予定されていたことで、下がるのは分かっていたものの、実際に店舗で値札を見るとその安さを実感できます。私の場合、地元のスーパーとドラッグストアでは6缶パックを買い、コンビニではバラで買います。以下、アサヒスーパードライの価格が10月1日を機にどう変化したか、紹介します。

【コンビニA】
350ml:237円→227円
500ml:311円→297円

【スーパーB】
350ml×6:1186円→1131円(※これは会員価格、会員以外は1328円→1263円)

【ドラッグストアC】
350ml×6:1092円→1038円

【ドラッグストアD】
350ml×6:1229円→1166円

 6缶パックだと約60円安くなるのですが、「100円」の位に注目すると1200円台から1100円台になったりしている。また、これまで1100円台後半・1000円台後半だったものが、その前半になるだけでも、心理的なお得感は大きい。

 これは国産大手のアサヒビールの話ですが、地元のドン・キホーテの「情熱価格 ラガービール」はすさまじく安くなりました。原産国であるベトナムの仕様に合わせた330ml入りで、元々164円だったのがなんと153円に。

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