キオクシアの浮動株比率の引き上げは、株価にどう影響するか(写真:時事通信フォト)
日本取引所グループ(JPX)は2026年10月7日、半導体大手のキオクシアホールディングス(285A)のTOPIX(東証株価指数)における浮動株比率を、現在の15%から50%へ引き上げると発表した。これに伴い、2兆円超の買い需要が発生するとの試算もあるが、株価の戻りは鈍い。なぜ大型の好材料があっても株価が上がらないのか。個人投資家・投資系YouTuberの森口亮さんによる、シリーズ「まるわかり市況分析」、森口さんが解説する。
TOPIXにおける浮動株比率を50%まで高める
個人的にキオクシアホールディングス注目をしています。材料視したのは、JPXが発表した、TOPIXにおける浮動株比率の引き上げです。現在の15%から、2段階で50%まで高められます。
指数に連動して運用するパッシブファンドから2兆円を超える買いが入るとの試算もあり、株価の下支えになるとの期待が出ています。ところが、この大型の需給材料があっても、株価の戻りは力強いとは言えません。今回は浮動株比率の観点から順に解説していきます。
キオクシアホールディングス(285A)日足チャート。いまだ上昇のきっかけを掴めずにいる(株探より)

