DAIBOUCHOU氏がキオクシアHDのような銘柄に食指が動かない理由とは(写真:イメージマート)
2026年の株高を牽引してきた値がさの半導体関連銘柄の調整などで、日経平均株価は史上初めて7万円を突破した6月後半をピークに急落や高騰を繰り返し、ボラティリティ(価格変動率)の高い相場が続いている。先行きが読みにくいなか、投資の達人は市況をどのように見ているのか。割安成長株への超分散投資で元手200万円から資産10億円を築いた専業投資家・DAIBOUCHOU氏が解説する。注目すべきセクターとは――。
半導体関連以外のセクターは株価下落基調
「10月上旬にも、日経平均株価が再び7万円台を回復する局面もありましたが、これはアドバンテストを中心とする半導体関連の株価上昇によるもので、ほかの分野はむしろ株価が下がっています。
私のポートフォリオは、半導体関連の調子が良い時は自分の成績が下がり、半導体関連が失速すると成績が上がるという逆相関になっているので、最近の調子はイマイチです」(以下、「」内コメントはDAIBOUCHOU氏)
今年前半までの株式市場での半導体関連の“バブル”は、半導体メモリの供給不足で単価が高くなったことに起因するが、AIブームの“資金の出し手“であるハイパースケーラー(アマゾンやマイクロソフトなど巨大データセンターを運営してクラウドサービスを提供する事業者の総称)の過大な設備投資に対する市場の懸念が出てきたこともあり、調整が入る形で夏場に失速を見せた。
「最近は再びメモリの供給不足が取り沙汰されるようになり、メモリを製造する各社は増産を急いでいると報じられています。アドバンテストが手がける半導体をテストする装置(半導体チップが設計通りに動作するかを検査し、不良品の出荷を防ぐための最先端システム)の受注も増えることが予想され、それで10月上旬に株価が跳ね上がったのでしょう」
だが、DAIBOUCHOU氏はキオクシアホールディングスのような銘柄には食指が動かないという。それはなぜか。
