サイバーセキュリティ関連銘柄の今後の展望は(イメージ)
不正アクセスによるシステム障害や情報漏洩の急増によってサイバー攻撃への警戒が高まるなか、株式市場ではウイルス対策ソフトやセキュリティサービスなどを手がける「サイバーセキュリティ」関連銘柄に人気が集中している。こうした市場動向を投資の達人たちはどう見ているのか、話を聞いた。
相場のテーマとして大きく育つ可能性
カブ知恵代表の藤井英敏氏は「これは一時的なブームではない」としてこんな見方を示す。
「大前提として、AI・半導体関連は今後も成長が見込める非常に大きなテーマであり、その枠組みのなかで『サイバーセキュリティ』関連も重要なテーマ。サイバー攻撃する側がAIを活用するなか、防御する側もそれ以上の進歩が求められるため、サイバーセキュリティ関連は、今後、相場のテーマとして大きく育つ可能性が高い。サイバーセキュリティ関連銘柄のストップ高が相次いでいるとはいえ、まだ“初動”の段階と見るべきだと思います」
サイバー攻撃への関心の高まりから、関連銘柄にも買いが広がっているわけだが、「この先も関連銘柄ならすべて上がるわけではない」との見方があることにも注目しておきたい。
割安成長株への超分散投資で資産10億円を達成した“億り人”のDAIBOUCHOU氏が指摘する。
「サイバーセキュリティ強化の必要性は10年ほど前から言われていることで、サイバーセキュリティ企業は継続的に業績が伸びている。そのため、期待が膨らんで株価が急騰している銘柄が、期待通りに業績を伸ばすかどうかはわかりません。私が見る限り、期待が成長性を上回り、割高になっている銘柄も少なくない。もともと株価が高くてさらに高値更新しているものもあれば、少し株価が下がっているものもある。会社の業績や成長性を考慮しなければ、高値掴みになって、この先株価が下がって損をする可能性もあるでしょう」
