永代供養や合祀墓を選択する際の注意点とは(イメージ)
誰もが最後に行き着く「墓」。その「買い方」は学校でも教えてくれないし、誰に聞けば良いのかも分からない。「自分の眠る場所」はどう選び、どう買えばいいのか。昨今は「永代供養」をうたう業者も増えているが、そこには落とし穴があるという。【後悔しない墓の買い方・前後編の後編】
「永代供養だから安心」で押し切る業者に注意
民営墓地や納骨堂の広告では「永代供養」をうたう業者も多い。しかし、YouTubeなどで葬儀に関する様々な情報を発信する佐藤葬祭代表の佐藤信顕氏は注意を促す。
「永代供養とは、本来は『お寺が存在する限り、その霊に対してお経をあげて供養を続ける』という概念ですが、墓地によって意味合いが変わることがあります」(以下「 」は佐藤氏)
どういうことか。
「一口に永代供養といっても、『一定期間が過ぎると合祀(他の遺骨と一緒に埋葬)される』ケースから『後々の撤去までお墓の面倒を見てくれる』ケースまで、具体的な管理方法は寺院や霊園業者によって千差万別です。そうした具体的な説明をせずに『永代供養だから安心』とイメージだけで押し切ろうとする業者には注意が必要です」
「墓を建てる」「納骨堂に入る」前に熟慮必須の5項目
さらに、佐藤氏が「最も注意が必要」と指摘するのが、「安易な合祀」だ。
「骨壷から遺骨を取り出し他の方の遺骨と一緒に埋葬する『合祀墓』では、あとから別のお墓に移そうにも、故人の遺骨を選んで取り出すことはできません。親族に相談しないままお寺の墓を閉じて合祀してしまい、別の親族が用意した改葬先に移せなくなったというケースも実際にあります」

