閉じる ×
キャリア

若手芸人 生活苦でも先輩のためにタダ働きし続ける理由

売れっ子先輩のためにタダ働きする理由は

売れっ子先輩のためにタダ働きする理由は

 劇場を中心に活動する売れない若手のお笑い芸人は、アルバイトで生計を立てていることがほとんど。しかし、所属事務所によっては、年に数回、アルバイトする時間さえ取れず、タダ働きで数週間拘束されることがあるという。元芸人の30代男性・Aさんはこう話す。

「知名度の高い芸人は、年に1度大きな単独ライブを開くことがあります。その際、手伝いに駆り出されるのが売れていない若手芸人。規模によっては、事務所の若手芸人総出で手伝いに駆り出されることもあります。売れている先輩芸人の数だけライブはあるので、その度に拘束されることになります」(Aさん、以下同)

 手伝いの内容は、衣装づくりや小道具や大道具の製作、管理、先輩芸人の身の回りの世話など。本番では舞台のセットチェンジ、先輩の衣装の早着替えの手伝い、受付、お客さんの案内なども行う。また先輩から可愛がられている芸人は、エキストラとして舞台に立つこともあるという。

 拘束日数は、本番を入れて2週間ほど。本番期間中は朝から夜まで劇場に缶詰め状態で、ギャラはなし。せいぜい食事として支給されるカレー弁当やカツサンドなどにありつけるくらいで、時々届く“高級菓子詰め合わせ”のような差し入れを持ち帰ることができたらラッキーなのだとか。

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。