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お金の県民性 青森県は教育費や書籍にお金かけない

 青森の教育費の低さを物語るもう1つのランキングを紹介する。書籍や雑誌の購入調査だ。2016年、総務省「家計調査」によれば、本・書籍年間購入金額は、以下のような結果となっている。

 1位・大阪府7302円、2位・山梨県6067円、3位・愛知県5437円、4位・高知県5209円、5位・宮城県5141円。ワーストは、43位・三重県2289円、44位・長崎県2258円、45位・熊本県2254円、46位・岐阜県2231円、47位・青森県2033円。

 こちらも青森が最下位。地域性分析を専門とする岩中祥史さんが解説する。

「青森は、教養的な分野にお金をかけようとしないことを顕著に表しています。また、ワースト3位の熊本は本の購入よりも飲み食いを重視、長崎も家族との交流を読書より優先する傾向があります。

 また、岐阜や三重では、本を読む層の大半が名古屋勤務。通勤時に本を読みたくても、電車ではなく車を使う人が多いので、読むチャンスがないというのが、ランキング下位の理由でしょう」(岩中さん)

スーパー教育ママはこのランキングをどう見るか?

 息子3人と娘1人の子供4人をすべて、最難関の東大理科III類に入学させ、スーパー教育ママと呼ばれる佐藤亮子さんは、このランキングをどう見ているのか。ちなみに佐藤さんが住む奈良は、教育費が9位、書籍購入はワースト6位の42位となっている。

「奈良は、関西の中では塾も少ない方で、自宅から通える公立に、という考えの人が多いですね。私立の進学校もありますが、うちは往復4時間近くかけて灘高に通いました。

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