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ある外資証券マンが陥った「高収入が不幸を呼ぶメカニズム」

一度知った贅沢の味は忘れられない?

「世の中カネがすべて」とは言わないが、収入が高ければ人生の満足度も上がるはず。ところが、収入が上がってしまったばかりに人生の幸福度が下がっただけでなく、友人さえも失いつつあるという男性がFさん(40代)だ。

 Fさんは都内の超一流大学を卒業後、金融機関をいくつか渡り歩き、現在は外資系の証券会社で働いている。30代を待たずに年収が軽く1000万円を超えたFさんは、かなり派手な生活を送ってきたという。Fさんの友人が、近くで見てきた彼の生活を振り返る。

「Fは、20代~30代にかけてとにかく仕事が楽しかったようで、ほとんど休みを取らずに働いていました。ピーク時の収入は、手取りで月100万円以上あったようですが、土日も仕事なので、使うのは基本的に金曜日の夜だけ。金曜日は仕事が終わると友達や後輩を呼び出し、居酒屋→キャバクラというコースをたどるのがお決まりで、一晩に10万円ぐらいは平気で使っていました。Fはほとんど乗る機会がない外車を買い、投資用のマンションも買いました」

 同級生や後輩と飲む際は、Fさんが店を指定し、ほとんどFさんがお金を払っていたのだとか。しかし、そんな生活もやがて終わりを迎える。会社が望むような結果を出せなくなったFさんの収入はピーク時の3分の1程度にまで減り、同時に仕事も減った。収入が減ったと言っても世間的に見れば相当なものだが、一度知ってしまった贅沢の味を忘れるのは難しいようだ。再びFさんの友人が語る。

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