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家計

野菜高騰に負けない!栄養バランスと家計を守る野菜購入術5

【4】豆を食べる
 野菜を摂る量が減ると、心配なのが食物繊維の不足だ。そういう時には、大豆など豆を食べるのがオススメ。大豆は100グラム中約15グラムもの食物繊維を含むうえ、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ビタミンE、ビタミンB1、葉酸など野菜に含まれる栄養素も豊富に含んでいる。

 完全に野菜の代用というわけにはいかないだろうが、栄養素をかなりカバーすることが可能だ。納豆や大豆水煮のほか、最近はパック入りの蒸し大豆も市場が拡大しており、乾燥大豆から調理するのが面倒という人でも心配ない。ちなみに蒸し大豆は、旨みや栄養素が茹で汁に流出せずに残るので、栄養面で優れている。

【5】乾物、乾燥野菜を活用する
 定番の切り干し大根だけでなく、人参やごぼう、ほうれん草やねぎなどは、乾燥したものが出回っている。日持ちするうえ、保管場所も取らないのでこれを機に活用してみるのはどうだろうか。中には乾燥することで栄養素がアップするものもあるし、味噌汁なら放り込むだけでOKなので使いやすい。

 これらの野菜は価格が安定しているだけでなく、調理の時短や献立のバリエーションを増やすことにもつながる。野菜高騰のピンチを、主婦力アップのチャンスに変えてみてはいかがだろうか。

文■森田悦子(ファイナンシャルプランナー/ライター)

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