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医療費控除…他、確定申告で主婦が注目すべき5つの控除を解説

主婦が注目すべき5つの控除とは?

 今年も確定申告の季節がやってきた。所得を減らし、税金を安くできる“所得控除”の方法は全部で14種類あるが、主婦が特に注目すべき控除5つを、税理士の山本宏さんが解説してくれた。

【寄付金控除】
 ユニセフや日本赤十字社などをはじめ、子供が通う私立校への寄付金も控除の対象だ。「寄付先が“寄付金控除の対象”であることが条件なので、ホームページなどで確認を」(山本さん、以下「」内同)

【生命保険料&地震保険料控除】
 生命保険、個人年金保険、介護医療保険の控除は、それぞれ4万円が上限、最大12万円の控除ができる。「生命保険と個人年金で“旧契約”となっているものに限り、5万円まで控除可能。控除額が最大になるように組み合わせましょう」。最大5万円の控除ができる地震保険料も夫の年末調整で使っていなければ、忘れずに申告を。

【医療費控除】
 病気やけがの治療を目的とした費用であれば、病院への支払い以外にも薬代や交通費も合算できる。家族の分も含め10万円以上あれば医療費控除の対象になる。「今年から“医療費控除の明細書”と“医療費通知”を添付すれば領収書の提出なしでも認められるようになります。書類は国税庁のホームページからダウンロード、もしくは税務署で入手できます」

セルフメディケーション税制も忘れずに!

 市販薬(スイッチOTC医薬品)の購入が年間1万2000円を超えていれば、セルフメディケーション税制が使える。「下記のいずれかの条件を満たしていれば、購入費の合計から1万2000円を引いた金額(8万8000円が上限)が控除されます。ただし、この制度を使うと医療費控除は使えないので、控除額が大きい方で申告しましょう」

〈条件〉●加入している健康保険の検診を受けている●予防接種を受けている●メタボ診断を受けている●がん検診を受けている

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