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孫正義氏が目論む「ソフトバンク2兆円親子上場」の狙い

 孫氏は、携帯電話事業はこれ以上の高成長は見込めないと見切って、親会社のSBGが新たな成長分野へ投資する資金調達を名目に、イグジット(出口)戦略としてソフトバンクを上場させる思惑を持っているのではないだろうか。その憶測からいえば、楽天が携帯電話事業に本格参入する前のできるだけ早いうちに、ソフトバンク株の一部を放出したいと考えても不思議ではない。

 ソフトバンクが上場すれば、ソフトバンク株を3割放出した場合のSBGの営業利益は3割程度減ることになり、SBGの株価は一時的には下がる可能性が考えられる。だが、ソフトバンク株の放出で調達できる資金により、SBGの財務体質はよくなり、新たな投資資金も得られることになる。そのため、将来的にはSBGの方が成長性は高くなり、株価の上昇余地も大きいと予想される。その意味で、結果的にしたたかな戦略といわれる可能性が強いのではないか。

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