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住まい・不動産

住みたい街ランキング急上昇の「津田沼」 その魅力と不安要素

津田沼駅南口には44階建てのタワマンも建つ予定

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は、「津田沼」(千葉県習志野市)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 毎年、発表される度に話題になる「SUUMO住みたい街ランキング」で、今年秘かに(?)急上昇した街が、今回紹介する津田沼です。2017年度では44位だった津田沼は、最新の2018年度ランキングで28位と、ランクは大幅に上昇。今年度から調査方法が変わったとはいえ(標本抽出方法を従来の「世帯構成(ライフステージ)×性別による均等割付」から「都道府県×性別×年代による人口分布割付」に変更)、快挙と言っても過言ではありません。

 津田沼は、公共交通機関がとても充実しています。千葉県のターミナル駅と言えば、県庁所在地であり房総半島方面への拠点となる千葉駅、JR、東武、京成が乗り入れる船橋駅、東西南北に線路が伸びる西船橋駅などがありますが、津田沼にもJR(津田沼駅)、新京成(新津田沼駅)、京成津田沼駅(京成)の3線が乗り入れており、JR総武線は快速列車も停まります。津田沼駅と京成津田沼駅は、乗換駅とは言えないほど離れていますが、選択肢が多いことに間違いはありません。

 ただし、道路状況はそれほど良好ではありません。駅周辺は、北口側も南口側も複雑怪奇な隘路が広がっており、幹線道路の成田街道も千葉街道も終日ノロノロ運転を強いられます。最寄りの高速道路の入口は京葉道路の花輪インターですが、ここは首都圏屈指の渋滞ポイント。湾岸方面で遊ぶためには車が欲しいところですが、抜け道も少なく、とりわけ週末や祝日には難渋します。

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