家計

損か得かわからない!“ポイントカードの策略”からどう逃れるか

“もったいない”と惰性で買わせる「コンコルド効果」

『そのお金のムダづかい、やめられます』(文響社)著者で脳神経外科医・菅原道仁先生が解説する。

「“ここでやめたらもったいない”と考え、つい惰性で買い物してしまうことを『コンコルド効果』といいます。何となく続けている習い事や、熱は冷めたのに毎回購入しているCDなど、お金や時間をかけているほどやめられずに出費が増えていくんです。スタンプカードやポイントカードもお金を使いやすくさせる罠ですね。人間には目標に近づくほど早くゴールを目指す傾向があり、ある程度ポイントが貯まってくると、本当は必要ないのに“買わなきゃ”と錯覚し、余計なものを購入しがちになります。

 会員限定のセールや「購入者先着◯名様にプレゼント」といったノベルティーも私たちを惑わせます。確かにカードはお得ですが、“お得情報を見逃してしまうかも”という“小さな損”を避けるために“大きな損”をしていることに気づきましょう。カードが10枚以上ある人は厳選して、有効期限のあるものは持たないこと。通販サイトやショップのメール、はがきは解除するようにしましょう」

 ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんもこうアドバイスする。

「ポイントカードは、そのお店を利用する頻度によっては作らない方がいいですね。いくつもカードを持っていることで使いたいカードが見つからなかったり、ポイントを使うのを忘れてしまうこともあっては本末転倒です」

※女性セブン2018年4月26日号

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