投資

優待投資家も困惑、メルカリ「株主優待狩り」に負けない方法

規制をすり抜けて出品する猛者もいるが…

 出品しても「株主優待」というキーワードに反応して削除されるようなので、中には「割引券」「施設利用券」「食事券」などと説明したり、こうしたキーワードを一切入れずにほとんど写真だけで販売にこぎつけるユーザーもいるようだ。しかし、ルールに違反していることには変わりないので、勧められる方法ではない。

 なお、主な個人間売買のプラットフォームで、こうしたルールを設けているのはメルカリだけのようで、「ヤフオク!」や楽天が運営する「ラクマ」では、これまで通り株主優待券は取引されている。

 ヤフオクでは落札額の8.64~10%のシステム利用料がかかるうえ、オークション形式の出品では有料のYahoo!プレミアム会員の登録が必要だが、ラクマはこうした手数料がかからないので、売れた金額が全額出品者の懐に入る。そうした点から、メルカリに代わる“株主優待券消化ツール”として、注目を集めるかもしれない。

文■森田悦子(ファイナンシャル・プランナー/ライター)

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