投資

パレスチナ自治区の衝突で死者多数 為替市場が無反応の恐ろしさ

 それから、5月14日に起きたパレスチナ自治区ガザ地区でのデモ隊とイスラエル軍の衝突と、セプテンバー・イレブンでは、その規模が違うので比較にならないし、そもそも今回のデモ隊とイスラエル軍の衝突は「テロ事件」ではない、といった意見もあるだろう。

 しかし、多くの犠牲者が出た、米国が関係する大事件であり、外国為替市場が大きく反応してしかるべきだ、と個人的には考えている。

 世界中の外国為替市場の参加者の神経が麻痺をしているのならば、その「しっぺ返し」がこれからの先々に起こるのではないか、と個人的には畏怖している。

(2018年5月16日東京時間02:00記述)

◆松田哲(まつだ・さとし):三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として外国為替や投資全般のコンサルティング業務を行っている。HPは「松田哲のFXディーラー物語」(http://matsudasatoshi.com/)。メールマガジン「松田哲の独断と偏見の為替相場」も発信中。

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