家計

Suicaをお得に活用できるカード「JRE CARD」の実力は?

7月登場の「JRE CARD」

 東日本エリアで電車に乗る人にとってはおなじみのSuica。発行はJR東日本だが、日本中ほぼ全域の鉄道、バスに乗車できる。単に“ピッ”と改札を通れる便利なカードと思われがちだが、電子マネーとしてもかなりお得。

 Suicaでポイントを効率よく貯めるには、「ビューカードでオートチャージを設定するのが鉄則」と語るのは、電子マネーに精通する『ポイ探』代表の菊地崇仁さん。ビューカードはSuica機能付きクレジットカードで、そこで貯まる「ビューサンクスポイント」も6月28日から「JRE POINT」(かつての「Suicaポイント」)に統一された。

「ビューカードで、Suicaへの入金にオートチャージを設定すると、JRE POINTが1000円につき15ポイント貯まります。つまり、Suicaでの支払いはすべて1.5%の還元になる。改札機でSuicaをタッチして運賃を支払った際はポイントが付かないため、オートチャージを設定しない手はないです。定期的にポイントが2~5倍になるキャンペーンを実施する店舗もあり、駅ナカや駅ビルを使う人が活用すれば、まとまったポイントになりやすい」(菊地さん)

 また、対象店舗は少ないが、イトーヨーカドーやヤマト運輸など、街中でも貯められる。ポイント残高は、レシート(一部店舗は非対応)かJRE POINTウェブサイト、JRE POINTアプリで確認可能だ。アプリはキャンペーンの情報も通知してくれるのでダウンロードしておいて損はない。

JRE CARDで更にお得に貯まる

 Suica機能付きクレジットカードは、同じJR系列のビューカードのみ。こうした一体型は、クレジットカードとSuica、Suica定期券の機能を兼ね備え、オートチャージも設定可能だ。

「ビューカードの中でも代表的な『ビュー・スイカカード』は、年会費が477円(税抜き・初年度無料)かかりますが、ウェブ明細を申し込めば1年で600ポイント貯まり、年会費分を相殺できます」(菊地さん)

 なお、ビューカードで定期券や特急券を買うと、1000円につき15円相当の還元。公共料金の支払いでも、引き落としカードに設定しておけばポイントが付く。日々の必要な支出でしっかり得できるのはうれしい。

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