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この夏乗りたいローカル私鉄【千葉・埼玉・神奈川編】

【箱根登山鉄道】(神奈川県)

 年始に行われる箱根駅伝で話題になることも多い箱根登山鉄道は、最大で80パーミル(1000m進む間に標高が80m上がる)という傾斜を持つ登山路線。箱根駅伝の5区は山登り区間と呼ばれますが、それに並行する鉄道も駅伝のランナーのごとく、急傾斜を上っていきます。長年の努力によって、沿線には1万株以上のあじさいが咲き乱れ、6月から7月にかけては乗降客の目を楽しませていますが、それ以外の季節でも楽しめるのがこの路線。

 スイッチバック(急傾斜を登るため、行ったり来たりを繰り返し、ジグザグに上って標高を稼ぐ方法)を繰り返してグイグイと箱根の山を登り、車窓がどんどん変化していく様は、鉄道ファンや子どもならずともワクワクしてしまうでしょう。

【秩父鉄道】(埼玉県)

 埼玉県の羽生と秩父を結ぶ秩父鉄道は基本的には通勤通学路線ですが、観光的な要素も多く兼ね備えています。最大の魅力はSLが走っていること。東京からもっとも近く場所でSLに乗ろうと思った場合、秩父鉄道のSL「パレオエクスプレス」に乗ると良いでしょう(毎日運行しているわけではないので、運行日は要確認)。

 その他にも沿線には、近年パワースポットとして急激に注目度が高まった三峯神社、ライン下りや宝登山神社、岩畳が楽しめる長瀞などがあります。ライン下りでは、運が良ければ川をまたぐ鉄橋を渡るSLを船上から眺めることもできます。東西に走る秩父鉄道は、西武秩父線、東武東上線、JR八高線、JR高崎線、東武伊勢崎線などと交差しているので、行き帰りで路線を変えると、効率よく楽しむことができると思います。

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