キャリア

SNSの普及で趣味や特技がビジネスに 原稿1本で10万円稼ぐ例も

 好きなことを書き続けるため自らに厳しい制約を課した東さんは、SNS特有のネガティブな反応が出ないよう投稿内容にも注意を払った。

「長く愛用している炊飯器の掃除法を書いたら、『掃除するより買い替えればいいのに』との匿名のコメントがブログに届くこともありました。読んでもらう相手の顔が見えないからこそ、書き方に気をつけて、『こう掃除するときれいになりました』と客観的な事実だけを述べて、『こういうやり方はよくない』『こうすべきです』という“上から目線”と受け止められる主張は避けるようになりました。お互いに顔の見えない者同士だと不毛なやりとりが生じやすいと考え、敢えて実名で顔出しをしていました」(東さん)

 それでも読者が増えるにつれ、うれしさとともに息苦しさも感じるようになり、昨年3月にブログから離れ、発信の場をツイッターに移行した。

「ブログは書くのに時間がかかるし、ネガティブな意見があるから疲れてしまう。私はとにかく自分が楽しんでいると人に伝わると思うので、よりリラックスして等身大で発信できるツイッターに移りました。基本的にSNSで友達を広げようとは思わないし、不特定多数とコミュニケーションする気もないので、本当に信頼できるような人とだけツイッターでやりとりをしています」(東さん)

 伝え方に注意して、自分が楽しむことを大切にする──東さんの行動原理には、一般人がSNSで成功する秘訣が詰まっている。

※女性セブン2018年8月9日号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。