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【ドル円週間見通し】米利上げ継続でドル売り・円買い抑制も

・9月24日-28日週に発表予定の国内外の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)9月CB消費者信頼感指数 25日(火)午後11時発表予定
・予想は、131.5
 参考となる8月実績は133.4で市場予想を大幅に上回った。また、先行指標的な9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は100.8に上昇した。8月のCB消費者信頼感指数では、今後6カ月でビジネス環境の改善や所得増加を予想する比率が7月から上昇していた。9月については、ミシガン大学消費者信頼感の数字が改善していることから、8月の133.4に近い高水準の指数となる可能性がある。

○(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合 26日(水)日本時間27日午前3時結果発表
・予想は、0.25ポイントの利上げ
 前回(8月1日)公表されたFOMCの声明では、金利引き上げが、経済活動の持続的な拡大、力強い労働市場の状況、中期的に委員会の目標である2%に近いインフレ率と整合するとの判断が示されていた。最新の米地区連銀経済報告で「ほとんどの地区で貿易に関する懸念、不透明感を指摘」、「貿易懸念、一部企業の投資を抑制」と指摘されているものの、8月の平均時給は前年比+2.9%に上昇しており、労働市場はかなりひっ迫していることから、今回の会合で追加利上げが決定される見込み。

○(米)4-6月期国内総生産確報値 27日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、前期比年率+4.3%
 参考となる改定値は、速報値から小幅に上方修正され、2014年第7-9月期以来の成長率となった。輸入や知的財産投資の修正などが反映されたようだ。確報値では、個人消費や貿易が改定値から若干上方修正される可能性がある。改定値で上方修正された知的財産投資の伸びは確報値では修正なしと予想されていることから、全体の成長率は改定値と同水準かわずかに上回る見込み。

○(欧)9月ユーロ圏消費者物価指数 28日(金)午後6時発表予定
・予想は、前年比+2.0%
 参考となる8月実績は前年同月比+2.0%にとどまり、7月実績の同比+2.1%を下回った。(2.1%)から0.1ポイント鈍化した。人件費(賃金)などのサービス価格指数の伸びが鈍化したことが要因。9月についてはエネルギー価格の上昇率は高水準を維持すると予想されるが、サービス価格の伸びは8月並みの水準にとどまるとみられており、全体的なインフレ率は8月実績と同水準になるとみられる。

○主な経済指標の発表予定は、25日(火):(米)7月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数、26日(水):(米)8月新築住宅販売件数、27日(木):(米)8月耐久財受注、28日(金):(日)8月失業率、(日)8月鉱工業生産速報値、(中)9月財新製造業PMI、(米)8月コアPCE、(米)9月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)

【予想レンジ】
・111円00銭-114円00銭

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