ライフ

割り勘はありえない、「絶対に女性に財布を開かせない」男性たちのメンツ

「奢りor割り勘」は男女の永遠のテーマだが…

「デートのお会計問題」は、いつの世も男女の間に横たわっている。「奢りたくなる女性になろう」「割り勘にされる女性とは」などという話題が、いつもネット上で繰り広げられている。世界中から富裕層が集まるシンガポールでは、「絶対に女性に財布を開かせない」男性たちがいるという。『シンガポールで見た日本の未来理想図』(講談社+α新書)の著者で、当地に住むファイナンシャル・プランナーの花輪陽子氏がリポートする。

 * * *
 デートでは男性の奢りが当たり前なのか、割り勘でもいいのか──バブル時代から(それ以前から?)、繰り広げられてきた議論でしょう。日本では、女性の社会進出が進み女性もしっかり稼ぎはじめたこともあって、「割り勘デート」も当たり前になっているのではないでしょうか。

 しかし、私が住むシンガポール、その中でも中華系男性は違います。中華系の男性は、とにかく見栄っ張りで“メンツが命”。ビジネスパートナーや友達などと食事に行っても、メニューの中から必ず高いものを選び、女性には絶対にお金を払わせないのが特徴と言えます。そこでは、日本でよくある「女性が一応財布を出すポーズをする」という“お約束”もありません。女性が「私も半分払います」と言おうものなら、その方のメンツを潰すことになってしまいます。

 日本人主催のホームパーティーに行く際の手土産を、中華系の男性と一緒に選んだのですが、シンガポールでは2万円程度もする一升瓶の大吟醸の日本酒を買っていました(もちろんお代は払ってくれました)。高いものは“正義”なのです。余談ですが、日本では手に入りにくいウイスキーなども、シンガポールではお金に糸目さえつけなければ入手可能です。

 中華系男性は「女性の荷物を持つ」「ドアを開けて待つ」といったレディーファーストにも慣れており、率先して子供の世話をする人も多いので、いまや欧米人と並んで世界中の女性から大人気となっています。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。