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「ツイッターおばあちゃん」の生き方から学ぶ豊かな老後のヒント

「ツイッターおばあちゃん」こと溝井喜久子さん(84)

「ツイッターおばあちゃん」こと溝井喜久子さん(84)

 高齢者のひとり暮らし人口は増加傾向にあるが、素朴な疑問として浮かぶのが、ひとり暮らしはさびしくないのだろうか、ということ。84才の“ツイッターおばあちゃん”が将来の“ひとりで老後”世代に贈る言葉をお届けする。

 ひとりで老後を過ごす時、お金の問題以上に悩まされるのが“孤独”だ。家族や友達が先に逝き、体の不調で思うように外出できなくなれば、新たな出会いのチャンスは期待できない。そんな中で、どうやって人とつながればいいのか。

 ひとりで老後を送る“先輩”溝井喜久子さんは御年84才。外出は月2回のおけいこと食材の買い出しくらいと、それほど多くないが、ネットを介して多くの人とつながっていて、さびしさを感じる暇もないほど忙しいという。彼女の暮らしぶりには、私たちが豊かな老後を送るヒントが隠されている。

「8年前、63才の鳩山由紀夫元首相がツイッターを始めたと知り、ならば75才(当時)の私にもできるだろうと、気軽な気持ちでツイッターを始めました」(溝井さん・以下同)

 ツイート内容は、戦時中の生活や家族問題のほか、日々の食事や朝ドラの感想など多様で、フォロワーは9万人を超える。

「私の毎日は、朝食の写真をアップすることから始まります。洗濯や掃除、庭木の手入れといった家事の合間にリプライ(返信)を見ていたら、アッという間に1日が終わっちゃう。私が元気でいられるのはツイッターのおかげ」

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