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3Dプリンタ 2月に重要特許期限切れで一気に低価格化進むか

2014年、日本発の好景気の循環が始まれば、日本株も上昇が望めるが、そのなかには相場全体の伸びをはるかに上回り、1年で株価3倍も狙えるような「スター銘柄」も出てくるというのは、グローバルリンクアドバイザーズ代表取締役・戸松信博氏だ。ここでは、注目テーマのひとつ「3Dプリンタ」について、具体的な銘柄とともに紹介していこう。

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2014年に世界的に注目される公算が大きいテーマが「3Dプリンタ」だ。というのも、2014年2月には最も機能的とされる3Dプリント技術「レーザー焼結法」(※注)に関する特許の期限が切れるため、これを機に低価格化が一気に進み、爆発的に普及する可能性が高まっている。

【※注】レーザー焼結法/粉末状の材料にレーザー光線を当てて焼結させる方法で、3Dプリンタでこれを使えば複雑な造形も容易に作成できる。

なかでも注目は、ローランドの子会社であるローランド ディー.ジー.(東証1部・6789)。独自で削り出し式の3Dプリンタを製造・販売しており、海外売上高比率が86%と円安メリットも享受できる。業績も急回復中で、2014年3月期の純利益予想は実に806.1%増と際立った伸びとなりそうだ。

他にも、無借金経営で自己資本比率が94%以上と日本屈指の財務内容を誇るキーエンス(東証1部・6861)は、FAセンサーなど検出・継続制御機器を中心に高機能3Dプリンタも手がけており、要注目。また業務用大判プリンタ最大手で、米国最大手の3Dシステムズ社製の3Dプリンタの販売を2013年6月から開始したMUTOHホールディングス(東証1部・7999)も、3Dプリンタがテーマ化すれば株価が大きく反応するのは必至だろう。

※マネーポスト2014年新春号

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