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ザウス、向ヶ丘遊園、新宿コマ劇場… 平成中期に東京から消えたモノ

【交通博物館:2006年】
 昭和生まれの鉄道好きには聖地のような場所だったのが、JR秋葉原駅と御茶ノ水駅の間にあったこちら。「交通」という名前が付けられていましたが、展示の多くは鉄道関連のものでした。閉館は惜しまれましたが、翌2007年、さいたま市に鉄道博物館がオープン。跡地にはオフィスビルが完成し、交通博物館の面影は影も形もありません。

【東池袋大勝軒:2007年】
 1軒の飲食店の閉店が大きな話題になった珍しいケースがこちら。今では当たり前になった「つけ麺」の生みの親と言われる山岸一雄氏が創業した東池袋大勝軒は、常に行列ができる人気店でしたが、再開発により閉店が決まると行列はいよいよ長くなり、営業最終日にできた行列の長さは数百メートルにも及びました。その後、同店は近所に再オープンしましたが、山岸氏は2015年にお亡くなりになっています。

【新宿コマ劇場:2008年】
 懸命な浄化作戦により、歌舞伎町もすっかり健全な街になりつつある印象ですが、まだまだ歌舞伎町が危ない雰囲気を漂わせていた頃、歌舞伎町のど真ん中にあったのが「コマ劇」。劇場の中に入ったことがなくても、劇場前で酔い潰れたり、強引な客引きに袖を掴まれたりといった思い出がある人は少なくないでしょう。現在はシネコンなどが入る超高層ビルが建ち、ゴジラが街を見下ろしています。

【多摩テック:2009年】
 日野市にホンダの出資で作られた、乗り物がテーマの遊園地。本格的なゴーカート、プール、観覧車、メリーゴーランド、絶叫系のマシン、さらに温泉も併設された同園でしたが、2009年に閉場しました。跡地に関しては、明治大学がスポーツ施設を作る予定でしたが、これが頓挫して裁判沙汰に。有効活用されていないのが現状です。

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