住まい・不動産

【タワマン供給過剰問題】「晴海フラッグ」約1.5キロ圏内に9棟のタワマン建設が進行中 月島では“反対運動”も

2024年3月に入居開始となる晴海フラッグ(時事通信フォト)

2024年3月に入居開始となる晴海フラッグ(時事通信フォト)

 東京オリンピック・パラリンピック選手村として使われた大規模マンション「晴海フラッグ」が注目を集めている。割安感から人気が高まり、販売時の最高倍率は266倍にもなった。晴海フラッグだけでも5000戸以上の超大規模プロジェクトだが、その周辺では計9棟ものタワーマンションの建設が進行中だという。住宅ジャーナリストの日下部理絵氏がレポートする。

 * * *
 何かと話題の「晴海フラッグ」。いわずと知れた東京オリンピック・パラリンピックの選手村として使われ、現在、改修が進んでいる大規模マンション(総戸数5632戸、うち分譲4145戸)である。

 晴海フラッグといえば、「転売ヤー」の出現や最高倍率266倍。タワーマンション「HARUMI FLAG SKY DUO」の発売も開始され、盛り上がりに拍車をかけている。この「晴海フラッグ」をはじめ、約1.5キロ圏内に、これからたった5年間で9棟ものタワマンが建設されるのをご存じだろうか。

 タワマンが多く建設されれば人口が増え、街の再開発も進み資産価値も上がると歓迎される一方で、この短期間でのタワマン建設の裏には、「反対運動」も起こっている。近隣住民はいったい何に反対しているというのか──。

 まず9棟のタワマンを順番にご紹介しよう。

勝どき、豊海地区にもタワマンが5棟

 晴海フラッグの発売当初は、近い棟でも最寄りの勝どき駅から徒歩16分、遠い棟だと20分という立地の問題や、海沿いの埋立地ということもあり、苦戦も見られた。

 しかし、オリパラ延期などのさまざまな社会情勢の変化や、新築価格の高騰で割安感が強まったことなどもあり、「転売ヤー」が出現するほどの大人気物件となっている。転売対策として、個人・法人に限らず、「1名義2戸までの申し込み」という販売制限もかかるほどである。

 晴海フラッグといえば、広い敷地に均一に見える建物が複数あり、まるで未来型都市団地ともいえるような風貌であるが、その中に冒頭でも触れた地上50階建てのタワマン2棟「HARUMI FLAG SKY DUO」(総戸数1455戸)が建設中だ。

 オリパラの選手村を改修し販売される板状棟とは異なり、タワー棟は新たに建設される建物ということもあり、既に狙いを定めている人も多いという。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。