キャリア

ノマドワーカーが快適に仕事できる場所はどこ?

カフェでパソコンを使う人も珍しくなくなった

 近年、カフェやファミレスには家族連れだけでなく、仕事や資格勉強に勤しむ人の姿も目立つ。従業員に“1日2000円のお茶代”を支給すると発表したリクルート住まいカンパニーなど、社外で自由に仕事する「ノマドワーク」を奨励する企業も増えてきている。会社員として働きながら、副業でライター業も行う衣屋次郎氏が、ノマドワーカーのために社外で快適に仕事できる場所の見つけ方3か条を紹介する。

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【1】駅前でなく、あえてオフィス街を狙う

 時間や曜日を選ばずに、常に混んでいる駅前を避けるのが鉄則です。灯台もと暗しとはよく言ったもので、大手町や新橋などのオフィス街にある施設は意外にも狙い目。朝7時などの早い時間帯から開業している店舗が多く、昼休みの時間帯さえ避ければ、よい席に座れる可能性が高いでしょう。

 ただ、オフィス街は土日には閉店する店も多く、来訪前の事前リサーチは必須。そのなかで土日でも開店している施設が多いのが、都庁を中心とした西新宿エリア。平日と比べて人が少なく、週末も作業しやすい穴場です。特に、新宿三井ビルは、スターバックス、サンマルクカフェ、ドトールコーヒー、フレッシュネスバーガーなどの飲食店が豊富。ロビーの待合エリアがデスクになっており、噴水のある大きな広場も座って仕事できる広さもあることから、作業スペースに事欠きません。

【2】“新規参入”したコワーキングスペースを開拓する

 店舗スペースを活かしたさらなる収益確保を目的に、イートインスペースのあるコンビニが増えていますが、それと同様の目的で、別の業態からコワーキングスペースへ参入する例も増えています。

 カラオケチェーンのパセラが池袋に開業した「パセラのコワーク」や、メガネチェーンJINSが運営する飯田橋の「Think Lab」、コピーサービスのキンコーズが開業した新宿の「ツクル・ワーク」などのコワーキングスペースは、その代表例。JR東日本が駅ナカで提供しはじめたボックス型のワークスペース「STATION BOOTH」など、今後もオフィスワーカー向けに空き場所を提供する動きは増えていくでしょう。開業した直後は利用者も少なく、料金がお得なことも多いので、常にアンテナを立てたいところです。

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