カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

消費増税が実施されなかった場合のFX戦略、ドル円はどう動くか

 個人的には、消費増税がなくなったとしても、ドル円の100円付近までの下落は考えていません。今年は「新天皇誕生の祝賀ムード」、「米大統領選挙の前年でアノマリー的に米株安にはなりづらい=日経も下落しにくい」という点も考慮して、下げづらい展開を予想します。仮に三角もち合いを下にブレイクしたとしても、下で拾っていくスタンスがベターと考えています。

 逆に、三角もち合いを上にブレイクした場合は、私が年間で予想している方向性と合致するため、ロングでそのままついていくのが得策でしょう。

 ここで、FXトレーダーに人気の通貨ペア、トルコリラ円の今後の動向についても、触れておきます。

 トルコリラ円の直近の動きですが、1月安値18.02円から、2月戻り高値の21.21円の上げ幅3.19円に対して、直近安値の18.74円はフィボナッチ76.4%押し価格で止まり、現在は19円台から20円台のレンジを形成中です。

 また、売買比率は買いポジションが約4万枚減少して売りポジションが3万枚増えています。

 3月31日に実施されたトルコ統一地方選に対して、各証券会社が事前に顧客に対して注意喚起メールを流していたりもしたので、トレーダーの中にはポジションを整理した人もいたのでしょう。

 今後は、チャートが再度ダブルボトムを形成したり、窓開き価格である18.90円までの下落があるようなら、資金管理を考慮しながら買いポジションを増やしていく、という戦略も考えられるでしょう。

【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/

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