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外食チェーン客離れの一因か 自炊・中食にシフトした若者たちの事情

外食離れは自炊派の台頭の一因か

外食離れは自炊派の台頭の一因か

 サイゼリヤや鳥貴族など、外食業界の有名チェーン店に関して、既存店売上高のマイナスが続くなど、客離れや業績低迷にあえいでいる。若者やサラリーマンに愛されてきたはずの人気店にもかかわらず、一体なぜなのか。

 2017年の飲食店の倒産件数は過去最高を記録した(帝国データバンク倒産動向調査)。価格競争やトレンド入れ替わりの早さなどから、外食業界全体の競争が激化していることが伺える。くわえて外食離れに拍車をかけるのは、自炊や中食へとシフトする人たちの存在だ。

 20代男性会社員のAさんは、学生時代から1人暮らしで、その手軽さからファーストフード店ばかり利用していた。しかし、現在は「スーパーのお惣菜や冷凍食品の豊富さ」を理由に、中食と自炊にシフトしている。

「以前は吉野家と松屋、すき屋をローテンション。サイゼリヤや鳥貴族にもよく同僚や友達と飲みに行っていました。でも、最近はスーパーのお惣菜が前よりおいしくなったし、種類や量のバリエーションも豊富で、よく買っています。手軽だし飽きがこなくていい。お金がもったいないから外で飲まなくなり、家で完結するようになりました」(Aさん)

 本格的な自炊は面倒でできないというAさん。だが、スーパーや自炊コンビニの冷凍食品やお惣菜に“ちょい足し”する工夫で、食生活の幅が広がったと話す。

「セブン-イレブンは有名店とのコラボ商品、ファミマは『お母さん食堂』、ローソンの冷凍チャーハンなんかもおいしい。そこに野菜や肉などをちょい足して栄養や量を増やす工夫をすることもあります。少しリッチな気分になれますし、食材の無駄もないし、まあまあ安く済ませられて、栄養もほどほどに整えることができる」(Aさん)

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