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「老親が生きているうちにできる相続対策」3つのステップ

【STEP3】相続税を計算する

相続税を計算する

相続税を計算する

 続いて、相続税額を計算する。先に計算した遺産総額から基礎控除額を引いて、課税対象となる「遺産総額」を算出する。

 たとえば、遺産総額5000万円から4200万円の基礎控除額を差し引くと800万円。「法定相続分(相続できる割合)」は、子供2人の場合、遺産総額全体の半分ずつのため1人当たり400万円となる。400万円に対する相続税率は10%なので、1人当たりの相続税は40万円、2人で合計80万円の計算だ。

 また、遺産総額が4000万円だとすると、基礎控除以下のため相続税はゼロになる。前出・曽根さんが話す。

「相続財産の確認や相続税の算出ができたら、これを機に将来、どのように財産を受け継ぐかなどを考えてみましょう。自分だけでなく、家族に財産の内容や意志を伝えておくようにすれば、何もない状態よりずっとスムーズにいくはずです。その上で、財産の分割内容や気持ちを遺言書で残しておけば、家族で揉めることもなくなります」

※女性セブン2019年6月6日号

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