マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

ビジネス

日銀のマイナス金利策 なぜ国債利回りもマイナスとなるのか

2016年5月11日 7:00

日本銀行
日本銀行

日銀は、2016年2月からマイナス金利政策を実施している。だが、仕組みが複雑なせいか、政策の中身を細かく理解している人は少ないのではないだろうか。導入の発表直後には、政府・与党関係者からも「政策が難しくてよく分からない」という声が上がったほどだ。

そもそも、何のお金がマイナス金利の対象になっているのか。それは、日銀の当座預金に預けられているお金である。

日銀の当座預金とは、日銀が取引先である銀行や証券会社などの金融機関から受け入れている預金のこと。金融機関が日本銀行や他の金融機関と資金を取引する際に使われるほか、金融機関が日銀に預け入れることを義務付けられている「準備預金」も当座預金の口座に預けられている。

日銀のマイナス預金の対象となっているのはこの当座預金の一部で、4月以降は、金額としては10兆~30兆円程度を、マイナス金利(-0.1%)の対象にすると日銀は公表している。

こうしたマイナス金利の影響で、4月末時点、国債は翌日物(満期が1日)から10年物までの金利がすべてマイナス圏内となっている。4月28日の翌日物金利は-0.06%前後、10年国債の利回りは-0.085%(終値)となっている。

それではなぜ、日銀当座預金の金利がマイナスになると、国債の利回りがマイナスとなるのか?

金融機関にとっては、マイナス金利の対象となる当座預金が100億円あると、そのうちの0.1%である1000万円を日銀に支払わなければならない。それなら、-0.1%までであれば他の金融商品を購入した方が得をする、という計算が働くことになる。だから、金融機関は利回りがマイナスとなっている国債でも買うのだ。

文/松岡賢治(ファイナンシャルプランナー・ライター)

不動産売却の完全マニュアル
不動産売却の完全マニュアル
【2020年版】不動産一括査定23サイトを徹底比較!
【2020年版】不動産一括査定23サイトを徹底比較!
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定

注目記事

人気の最新FX自動売買を8選!稼ぐ投資家の秘訣も紹介
FX自動売買5つのデメリットと3つのメリットを紹介
そのFX自動売買は危険!?危ない罠にハマらないための注意点

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

SNSでマネーポストWEBをフォロー

  • facebook:フォローする
  • twitter:フォローする

【お知らせ】

2021年4月1日以降の価格表示に関して

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。