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評判悪かった「大阪のタクシー」、配車アプリ普及で大きな変化も

大阪のタクシーにどんな変化が起こっているのか(イメージ。写真:アフロ)

 2025年の大阪万博を前に、「大阪のタクシー」が変わり始めている。これまでも、スムーズに目的地に到着しない、道を知らないのにカーナビをあまり使ってくれない、ドライバーの余計な会話が多い……、など悪評が目立っていた大阪のタクシー。一般ユーザーだけでなく、著名人からも不満の声は数多く出ており、かつて堀江貴文氏が、大阪でタクシーに乗車した際、行き先の住所を告げても「覚えられない」と返答した運転手とのやり取りを、自身のSNSにアップしたことでも注目を集めた。

 そんな大阪のタクシーの質が急速に上がり始めているという。その背景にあるのが、徐々に普及し始めたタクシー配車アプリの存在だ。配車アプリの「DiDi」は2018年9月、「Uber」は2019年1月と、東京に先んじて大阪でサービスを開始。その他のサービスも含めて、大阪では現在10種類近くものタクシー配車アプリを使用できる。

 実際に大阪で配車アプリを活用するユーザーの声を聞くと、「以前よりもタクシーが快適になった」という意見は少なくない。

 一番多かったのが、目的地にスムーズに着く快適さについてだ。大阪在住の30代女性・Aさんが語る。

「以前は、こっちがスマホで地図アプリを見せているのに“小さくて見えへん。で、どこ?どうやって行くん?”と言われたり、メーター回しっぱなしのまま地図帳を広げて、5分近く照合してから出発されたりしたこともあった。番地を伝えても“近くまで行くから、その後また言うて”と言われたり。またその態度が横柄で……。

 でも、配車アプリを利用したら、事前に登録するだけで一言も発さずにスムーズに目的地に着くから、ストレスが無くなりました。これまで初めて行く場所にタクシーで向かうときは、運転手が道を知ってるか不安でしたが、そんなこともなくなりましたね」

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