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社用車で働く営業マンたちが日々感じているメリットと苦労

社用車を使っての営業活動にもいい点と悪い点があるようで… (イメージ)

社用車を使っての営業活動にもいい点と悪い点があるようで… (イメージ)

 街中で、時々見かける会社名やロゴがボディに大きく記された車。会社から貸与された乗用車で営業活動を行うセールスマンたちは、“広告塔”としての役割も担っている。社用車で働く営業マンたちに、そのメリットや苦労話を聞いた。

新卒の頃は周囲からの目線が気になった

 住宅系メーカーに勤める30代の男性・Aさんは、新卒で入社してから10年間営業マンとして勤務している。移動の手段は、大きなオレンジ色のロゴの入った国産の自動車だ。今では仕事にも慣れたものだが、当初は、社名入りの営業車を乗り回すことに抵抗があった、と振り返る。

「就活時の第一志望ではなかったということもあり、会社のロゴが入った車を運転し、人の目につくことは、まあまあストレスでした。ただ、数か月も経つと恥ずかしさもなくなり、車ならではの“自由”も楽しめるようになりました」(Aさん)

 Aさんは車で営業活動を行う醍醐味として、その「自由度の高さ」を挙げる。

「自動車での営業は、自己責任の部分が大きい。混雑しがちな道を回避して向かう、エリアの近い担当先は同じ日にまとめて訪問するなど、自分の選択次第で効率的に進めることが出来ます。アポの時間や営業ルートも裁量で決められるので、空いている道や有料駐車場の場所、美味しいランチ事情に詳しくなれるメリットもあります」(Aさん)

 コピー機器メーカーで働く20代の男性・Bさんは、入社前はペーパードライバー。営業の仕事をきっかけに、車の運転が出来るようになった。

「採用時には、大学卒業までに免許を取得していればいい、というルール。面接も『入社までに取得します』と宣言して、切り抜けました。どんなに下手であっても、毎日運転していればどんどん上達するので、苦手意識を克服出来るメリットはあります。裏を返せば、運転が出来ることが評価されるので、免許証を持っていることは(就職に)有利に働きやすいです」(Bさん)

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