家計

“マイナポイント”25%還元で申し込み殺到か 早めの申請を

マイナンバーカードの普及率は14.3%(2019年10月末時点)

マイナンバーカードの普及率は14.3%(2019年10月末時点)

 2020年は郵便局での支払いにキャッシュレス決済が導入されるなど「キャッシュレス元年」と言われる。その目玉となるのが、9月から導入予定の「マイナポイント」だ。

 マイナンバーカードを持つ人が、キャッシュレス決済を利用して前払いをすると、国が「マイナポイント」として25%を還元するという施策だ。

 例えば交通系ICカード「スイカ」などに上限2万円をチャージすれば、国からマイナポイントとして5000円分が付与される。

 高還元率の恩恵に与るためには、マイナンバーカードを申請・取得し、スマホや自宅のパソコン、自治体窓口のいずれかで専用の「マイキーID」を設定する必要がある。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏が解説する。

「自宅でマイキーIDの取得を済ませるには、専用の機械が必要になるなどハードルが高いのが現状です。今後、自治体の窓口でカードの発行からマイキーIDの取得まで一度に行なえる体制を整える方針とされています」

 すでに神奈川県平塚市や茨城県つくば市などでは、マイキーID取得のための特設窓口が開設されている。各自治体へ対応窓口の開設状況を問い合わせてみるとよいだろう。

 民間のキャッシュレス決済でのポイント還元サービスはせいぜい数%の場合が多いが、マイナポイントは25%の高還元率だ。

 これを機にマイナンバーカードを持つ場合、申請から1か月程度の時間がかかる。ポイント導入間近になると申し込みの殺到が予想されるため、申請は早めに済ませておきたい。

※週刊ポスト2020年1月3・10日号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。