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夫婦の年金 夫の分だけでも繰り上げ受給を選ぶメリット

2020年2月3日 15:00

年金「繰り上げ」「繰り下げ」受給と「寿命」の関係
年金「繰り上げ」「繰り下げ」受給と「寿命」の関係

 現在、年金の受給開始年齢は原則65才だが、それを前倒しして60~64才の間に受け取る「繰り上げ受給」、または先送りして66~70才の間に受け取る「繰り下げ受給」を選択することができる。繰り上げ受給なら、早く受け取る代わりに受給額が減る。反対に繰り下げ受給は遅く受け取る代わりに受給額が増える仕組みだ。

 はたして、受給額を減らしてでも「繰り上げ」で早く受け取った方が得なのか、それとも「繰り下げ」で受給額を増やした方がいいのか。基本的には、それはどれだけ長く生きるかにかかってくる。

 通常の65才から受け取った場合と、繰り上げ受給の60才から受け取った場合で、受給開始から死亡するまでの「年金の受給総額」を比べると、「76才」で同額になる。つまり、「76才」より若くして亡くなるなら、60才から受給した方が得で、「76才」より長生きするなら、65才から受け取った方が得ということ。この76才は、繰り上げ受給の「損益分岐点」と呼ぶことができるだろう。

 一方で、70才まで繰り下げて受給した場合の損益分岐点は「81才」だ。81才以上生きれば、繰り下げて得する計算になる。逆にそれまでに亡くなれば損だ。最新のデータでは、女性の平均寿命は87.14才で、男性は80.98才。あくまで平均値だが、それまで生きるのであれば、「繰り上げ受給をするのは損」といえる。

 政府は、「長生きリスクに備えて繰り下げを」とアピールする。しかし、「年金博士」として知られるブレインコンサルティングオフィス代表で社会保険労務士の北村庄吾さんはその考え方に懐疑的だ。

「重要なのは死ぬまでの平均寿命ではなく、自立して生活できる年齢を示す『健康寿命』です。健康寿命は女性で75~76才、男性で72~73才とされます。繰り上げ受給の損益分岐点である76才まで生きていたとしても、健康ではなくなっている可能性も高く、せっかく年金を受け取っても、満足に使えなくなっているかもしれません」(北村さん。以下、「」内同)

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