今どきのパチンコ店にはマッサージチェアも（撮影／藤岡雅樹）
パチンコ店がいま、大きな変化を遂げていることをご存じだろうか？ かつての店内は大の音が騒々しく、タバコの煙が充満し、そして狭い……というイメージだったが、いまでは、ただ「パチンコで遊ぶ場所」ではなく、「余暇を充実して過ごせる場所」として、各店が様々な設備やサービスに力を入れている。全国で特色あるサービスを手掛けるホールに、その狙いについて聞いた。
●カフェ（ワンダーランドうきはバイパス店・ワンダーランド谷山店）
「休憩スペースには、店舗にもよりますが人気どころのコミックを1000冊ほど揃えており、お連れの方が遊戯されない場合も退屈しないような空間づくりに努めております。併設のカフェも同様に、遊戯されないお客様も利用可能ですし、メニューを増やしてほしいというご要望がありましたら、カフェやネット上の『お客様の声』に言っていただければ、可能な限り反映させていただきます」（ワンダーランド営業推進部）
●足湯（店名・企業名非公開）
「北海道の苫小牧や愛知県の蟹江町、宮崎県の都城や鹿児島県の霧島にある店舗などに設置しており、パチンコを遊戯されない方でも無料で利用できます。実際にお湯を張っているものや、遠赤外線で暖められたセラミックボールに足を置くことで、足を濡らすことなく足湯のような形で足を温めるものがあります。血行を促進し疲れやコリをほぐし、リラックス効果も期待できます」（愛知県のホール運営会社）
●ハンモック＆囲炉裏（FANTASY LAND）
「お客様同士のつながり、お客様とのつながりを大事にしていきたいと考えています。知らないお客様同士が仲良くなれる座りやすいテーブルはないものだろうか？と考えていたところ、火は人を引き寄せる効果があると知りました。それならば炭でも同じではないかと考え、囲炉裏を設置することにいたしました。癒しを感じてもらえるよう、店内の至る所に緑を、休憩用のソファやハンモックを設置しています」（埼玉県久喜市FANTASY LAND店長）
