投資

コロナ・ショック、株式市場の底値&回復時期をどう読むか

「2008年のリーマン・ショックと同じようなレベルでコロナ・ショックが解説されることもありますが、リーマン・ショックとは危機のレベルが全く異なると私は見ています。むろん、新型コロナウイルスの感染拡大が永遠に続いていけばそうなるかもしれませんが、過去の疫病の流行時のことを考えても、ある程度の期間が経って対策が立てられるようになれば、収束の見通しも立ってくるように思います。

 株価も感染拡大が落ち着いてきたところから反発してくると思いますので、夏場頃まで影響が長引くおそれもありますが、メインシナリオは3月末ごろまでにはいったん底を打つのではないか、と見ています」(同前) 

 そして、新型コロナウイルスが収束すれば、株価が再び上昇基調に転じるのではないか、と予測する。

「主要国の中央銀行は金融緩和を続けているわけですから、流動性にはまったく不安の無い状態です。加えて、新型コロナ対策で減税やインフラ投資の拡大、補助金などの財政投資拡大も各国で行なわれており、それらを加味して株価は先取りする形で上昇していく可能性があります。

 具体的な時期までは現時点では見通せませんが、秋の米大統領選挙の決着がつくころには今回の騒動をリカバーして上昇基調となっている可能性も十分あると思います。

 もちろん、目下の情勢では、急激に最高値を更新していくようなV字回復は予想しがたく、どこが底値になるかも予想は難しいので、株価が上値抵抗線を越えたり、出来高を増して力強く上昇することが繰り返されるタイミングなど、まずは底打ちのサインを確認してから投資を行なうのが安全な方法だと思います。そこから買いに入っても十分良い買い物ができるのではないでしょうか」(同前)

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