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行き場のない子供に部屋開放の京都老舗料亭 食材の支援に感謝

 この取り組みのきっかけは、同じ中京区にある老舗割烹料理店「松長」の女将・長谷川真岐氏がSNSで呼び掛けたことだった。

「うちは店を使って赤ちゃん教室をやっていて、普段から子供たちがよく来る環境でした。一斉休校になると聞いて、〈本当に困っている方がいたらぜひうちの店にどうぞ〉と発信したんです。意外と反響が大きく、同じ地区内の神泉苑平八さんやほかの旅館さんも『うちもやります』と。

 親御さんからは感謝の言葉をいただきますが、こちらとしてはそんな大それたことをしている気持ちはなく、『部屋が空いているから自由に使ってくださいね』くらいの気持ちです。京都は今ガラガラで、ヒマですからね(笑い)」(長谷川氏)

※週刊ポスト2020年3月27日号

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