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テレワーク時の夫婦衝突を防ぐために「家庭内ルール」確立を

テレワーク夫への対応は「さ・し・す・せ・そ」で乗り切る

 安倍晋三首相は4月11日、緊急事態宣言が発令された7都府県すべての企業に対し「どうしても出勤が必要な場合でも出勤者を最低7割は減らしてほしい」と訴えた。要請を受け、それまで反応が鈍かった企業でも急ごしらえのテレワークを採用するところが急増。通勤者は減った一方、大きな影響を受けたのが家庭内の夫婦の環境である。終日、夫が自宅で仕事をするようになり、ストレスを抱える妻が続出したのだ。

 SNS上では「ずっと夫が家にいて苦痛」「妻の私もテレワーク中なのに、3食、育児、掃除など家事は全部こっちに押し付けられる」などの不満の声が噴出。

「コロナ離婚」という言葉も生まれ、朝日新聞ではトップ記事で扱われた。これまで仕事に出かけていた夫と24時間顔を合わせねばならなくなったことで、夫婦が抱えていた問題が改めて浮き彫りになった形だ。

 どうすれば家庭不和を招かずに済むのか。夫婦円満コンサルタントの中村はるみさんは「テレワークするためには『家庭内ルール』の確立が大事」だと言う。

「まずは夫がテレワークをする場所をキチンと決めておくことです。リビングやキッチンは避け、ほかの部屋を通らずにトイレや玄関に行ける場所が理想です。部屋がない場合は寝室の一角を仕事スペースにするなど、ふだん妻が行動する範囲は避けることが鉄則です」(中村さん)

 妻や子供が日常生活を送る場所で夫が働くと、「静かにしろ!」「そんなことできない!」と夫婦がギクシャクしがち。家の中でも、いつも決まった場所でテレワークすることが大切なのだ。

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