投資

オリエンタルランド復活に注目 コロナ禍を経て株価上昇期待の5銘柄

【富士ソフト(東証1部・9749)】

 富士ソフトは1970年創業の独立系情報サービス事業者で、自動車関連や生産工程の自動化を図るFA(ファクトリー・オートメーション)向けでトップクラスの導入実績がある。特にFAの分野は、自動運転やクラウド化、工場自動化といった流れが追い風となっている。また同社の組込系ソフトや制御ソフトは、自動車やスマートフォン、半導体製造装置や工作機械、家電、医療機器、通信インフラなどあらゆる機器に搭載され、幅広い業界で採用される安定した収益基盤となっている。新政権が推進する「デジタル化」の波が同社の業績拡大につながる公算は高い。

【エムスリー(東証1部・2413)】

 製薬会社や医療機器会社の販促活動を支援する医療情報サイトを核に多角化を進めるエムスリーは、医療従事者専門サイト「m3.com」などのメディカルプラットフォーム事業が主力。「m3.com」は、国内では全体の8割以上にあたる28万人以上の医師、16万人以上の薬剤師をはじめ、90万人以上の医療従事者が登録しており、米国、中国、韓国、欧州でも7~8割、世界で実に550万人の医師が利用しているという。海外の医師向け調査会社の買収も次々と行っており、スピードの速い事業拡大と巨大な会員基盤を軸に医療関連サービスを提供できるのが同社の強みであり、引き続き好業績に期待が持てる。

【ラクス(マザーズ・3923)】

「IT技術で中小企業を強くする」をミッションに、中小企業の業務効率化を支援するビジネスを展開しているラクス。中小企業向けの「クラウド事業」を柱に、ITエンジニアの派遣を行なう「IT人材事業」も手がける。「クラウド事業」の主力となっているサービスが、問い合わせメールをクラウド上で一括管理する「メールディーラー」と、交通費や旅費、経費精算を行う「楽楽精算」。いずれも高いシェアを誇り、ユーザー数やデータ量に応じた月額課金型をベースとしたサブスクリプション型のビジネスで安定的な収益基盤を構築している。導入社数も右肩上がりで伸び続けており、今後も持続的な成長が期待できるのではないか。

【PROFILE】戸松信博(とまつ・のぶひろ):1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。最新の注目銘柄、相場見通しはメルマガ「日本株通信」にて配信中。

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