家計

エアコン設定温度 1℃上げればひと夏で820円の節約

◆扇風機との併用で快適かつ350円お得

 27℃設定にしたエアコンのみの使用と、28℃設定のエアコンと扇風機を併用した場合、体感温度はほぼ変わらないが、電気代はひと夏で約350円の違いが出る。

「暑いと感じたら扇風機を床に向けてスイッチオン。床にたまった“冷気だまり”を吹き上げてくれるだけでなく、冷たい風が体に当たるので涼しくて気持ちがいい。一般的な扇風機は弱であれば1日9時間、フル稼働させたとしても月約310円の電気代です」(丸山さん)

 今年特に人気なのが、『サーキュレーター』。小型の扇風機のような形で、直線的な風を起こし、扇風機と同じく、エアコンと併用すると快適かつ便利な家電だ。冷気の理想的な流れは、天井を進み、壁を伝って床に落ち、床を進んで壁を上り吹き出し口に返るというもの。その理想の循環をサポートするスグレモノだが、新しく購入する場合は注意が必要だ。

「エアコンは設定温度を1℃上げると消費電力が約10%下がると試算されています。仮に安定時に300~400Wで稼働するエアコンなら、1℃上げると30~40W削減できる計算になります」(戸井田さん)

 だから、サーキュレーターを使用する場合、30~40W以下の消費電力に抑えないと併用する意味がない。

「注目すべきはモーター。『ACモーター』を採用している機種は使用電力が30~40Wなのに対し、『DCモーター』はたった3~4W。節電につながるのは圧倒的に後者です」(戸井田さん)

※女性セブン2016年8月11日号

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