家計

節電大作戦 暖房費を見直して4LDK一軒家で月1万円カットに成功

湯沸かし器の設定も電気代見直しのポイントに

湯沸かし器の設定も電気代見直しのポイントに

 昨年から今年にかけて自宅時間が増え、さらにリモートワークでも多くの電気を使うようになった結果、電気代がかさんでいる人は多い。電気とガス代の見直しサイト「エネチェンジ」が実施した1855人アンケートでは、例年に比べて電気代が上がったと実感する人が58%にのぼった。まだ寒さの残るいま、出費を抑えて節約に繋げたいのが暖房費だ

 2階建て一軒家(4LDK)で2人の子供と暮らす、ブロガーで看護師のさやかさんは、「この冬の電気代が、昨年の同時期と比べて4万円近くに跳ね上がった」と語る。

「わが家は日中でも冬は5℃くらいの比較的寒い地域にあるのですが、エアコンを使わないときの電気代は1万~1万5000円。夏は2万円、冬は3万円程度でしたが、この冬は自粛で自宅にいる時間が増えたことに加え、とにかく寒かったこと。中学生の息子が高校受験で自分の部屋で過ごす時間が増えたことなどが重なり、暖房費が思いのほかかさみました」(さやかさん・以下同)

 そこでオール電化の夜間割引プランを活用し、洗濯などは夜にすることにしたという。

「お湯は夜のうちに沸かし、ためておけるエコキュートモードから『使い切り』にして、ポットは98℃から90℃に、食洗機をスピードモードに変更しました。“使いきりモード”にしたことで、家族が早めにお風呂に入ってくれるようになりました。その結果、就寝時間も23時と1時間早くなったおかげで照明代も減らせました」

 エアコンの暖房温度は18℃に設定。

「電気代が安いこたつを買ったので、冬でも寒くはありませんでした。料理をする短時間だけカーボンヒーターを使い、『強』の場合は1時間24.3円ですが、『弱』モードにしたので半分の12.1円に。電気代はやや高めですが、速暖性があるので、1日30分~1時間くらいに限定して使用しています。また、じゃがいもなど茹で時間がかかるものは電子レンジで数分加熱。IHクッキングヒーターを使って茹でるより、この方が時間と電力が節約できると思ったからです」

 これらの取り組みの結果、翌月の電気代は3万円弱に。約1万円の節約に成功し、いまも節電生活を続けている。

【プロフィール】
さやかさん/ブロガー、看護師。中学生の男の子と小学生の女の子の母。宮城県在住

取材・文/廉屋友美乃

※女性セブン2021年3月18日号

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