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自然と共存して眠る「樹木葬」が人気 お墓の暗いイメージも払拭

コロナの影響で約8割が葬儀を簡素化

コロナの影響で約8割が葬儀を簡素化

 実際に樹木葬を選ぶ人は増えており、前出の「お墓の消費者全国実態調査」においてその割合は最も多い。同調査によれば次いで多いのが一般墓。追随するのは、遺骨を土に還さずに骨壺のまま収蔵する「納骨堂」だ。ロッカータイプが一般的だが、仏壇タイプやカードをかざすと遺骨が運ばれてくる、立体駐車場のようなシステムを導入しているところもある。相続・終活コンサルタントの明石久美さんが語る。

「土地の狭い都市部でも、納骨堂はつくりやすく多く収蔵できることから、急増しています。一定期間供養してくれる『永代供養』の墓のため、管理の必要もなく、家族に迷惑をかけずにすむと考えて選ぶ人も多い」

 永代供養の期限は三十三回忌までとされているケースが多い。納骨堂購入に伴う平均予算は約90万円。都市部の比較的交通の便のよい場所にあり、個別にお墓を建てるよりもかなり安価なことも大きなメリットとなっているようだ。

※女性セブン2021年5月20・27日号

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