マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

マネー

年金「75歳繰り下げ受給」平均寿命より6年長く生きれば得になる

2021年6月22日 7:00 週刊ポスト

「75才繰り下げ受給」が「お得」になるケースは?
「75才繰り下げ受給」が「お得」になるケースは?

 ワクチン接種が進み、そろそろコロナ禍も落ち着くのではないか、と期待している人は多いだろう。そうなれば、これまで先延ばしにしていた「老後設計」の固め時となる。生活の土台となる「年金」は何歳からもらうのが最良の選択か。2022年4月から始まる新ルールでは、これまで最長70歳までだった繰り下げ受給が「75歳」まで可能になる。

 現在の年金制度は、65歳支給の年金額を基準に、1か月早くもらうごとに受給額が0.5%減額され(2022年4月以降は0.4%減額)、1か月遅くもらうごとに受給額が0.7%増額される。

 75歳まで繰り下げた場合の受給額は、65歳受給開始より「84%」増える。65歳からの年金(厚労省の標準モデル)が月16万円とすれば、75歳繰り下げで受け取れるのは月29.4万円となる。

 しかし、リスクもある。年金博士こと社会保険労務士・北村庄吾氏が解説する。

「たしかに受給額は増えますが、一方で早死にすると年金の受給総額は少なくなる。私の知人の父親は、昨年79歳でがんで亡くなりました。仮に75歳からの繰り下げを選んでいたら、たった4年間しか年金を受け取れなかった。しかも亡くなる前はずっと病院にいたので、増額された年金を好きに使えなかったはずです」

 日本人男性の平均寿命は約81歳だ。この時点での年金総額を比べると、75歳受給の場合は約2119万円で、65歳受給の約3072万円、70歳受給の約2999万円を大きく下回る。

「75歳受給の人が65歳受給に追いつく『損益分岐点』は約87歳で、平均寿命より6年も長く生きる必要があります。70歳で繰り下げ受給した人を75歳受給が受給総額で上回るには、92歳まで生きなければなりません」(北村氏)

 日本人男性が健やかに暮らすことができるとされる「健康寿命」は72歳。この年齢を超えると生活費が大きく減り、医療費や介護費が増える傾向にある。60代の元気なうちに年金をもらって、趣味や交際費として自由に使う選択も十分に検討すべきだ。

不動産売却の完全マニュアル
不動産売却の完全マニュアル
【2021年版】不動産一括査定25サイトを徹底比較!
【2021年版】不動産一括査定25サイトを徹底比較!
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定

注目記事

2か月で15万円の利益を狙えた?FX自動売買のドル円取引例
人気の最新FX自動売買を8選!稼ぐ投資家の秘訣も紹介

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

SNSでマネーポストWEBをフォロー

  • facebook:フォローする
  • twitter:フォローする

【お知らせ】

2021年4月1日以降の価格表示に関して

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。