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父の墓を“改葬”した40代女性「放っておいた宿題を片づけた気分」

改葬しづらいいまがチャンス?(イラスト/小豆だるま)

改葬しづらいいまがチャンス?(イラスト/小豆だるま)

 墓に対する価値観が多様化する昨今。「改葬」や「墓じまい」を考える人も増えているという。改葬は、遺骨を別の場所に移動することをといい、墓じまいは遺骨を取り出した後の墓を更地にして返還することをいう。実際に、リモートで改葬手続きを行った40の実例を紹介する。

現地に行かずリモートで手続きも

 東京都の女性会社員Aさん(49才)は、2020年に父親の墓の改葬に踏み切った。というのも、岡山にある父の墓参りにコロナ禍で行けなくなったからだ。

「現地には親しくしている親戚もほぼいませんし、70代の母は、年を重ねる毎に遠方への墓参りを負担に感じてきていました。さらに、自分が亡くなった後の墓の管理も気がかりだったので、コロナ禍を機に改葬に取り組むことにしました」(Aさん)

 まずは改葬したい旨を、菩提寺の住職と石材業者に連絡。「コロナ禍で自分たちは行けないのだが」と言うと、すぐに納得してくれた。役所への手続きは、ホームページから書式をダウンロード。提出は郵送で済ませた。すべての手続きの目途がたったところで、親戚へ手紙で連絡した。しかし、Aさんのケースのようにすべてを“リモート”で済ませるケースは稀だという。お墓コンサルタントの大橋理宏さんが話す。

「墓に複数の遺骨が入っていたら親戚への根回しが大切になりますし、元の墓がある寺へのお布施が多額になることもあります。手続きが長期にわたることもあると覚えておきましょう」

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