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旅の専門家が年末年始に注目する観光地 混雑少ない「穴場」が狙い目

人気観光地にも「穴場」がある?(写真/共同通信社)

人気観光地にも「穴場」がある?(写真/共同通信社)

 観光地に人、人、人……。旅行代理店にも人、人、人……。新型コロナウイルスの新規感染者数が減少し、旅行を楽しみたいと考える人が一気に増えてきたようだ。旅行業界は急速に活気を取り戻しており、全日空によると、10月の国内線の1日の平均予約者数は約5万人で、9月上旬より10倍に増えたという。まだ年末年始は様子見という人も多いが、のんびりしていると、あっという間に予約が埋まってしまいそうだ。

 旅行需要が急伸するなか、充分に楽しめるうえに予約が取りやすい穴場はどこだろうか。「北海道と沖縄はかなり人気が高いでしょうね」と語るのはトラベルライターのYURIEさん。

「もともと北海道はグルメやウインタースポーツで人気ですし、沖縄はハワイを諦めた人がこぞってつめかけると予想されます」

 ただしこれらの人気地域にも穴場がある。トラベルジャーナリストの橋賀秀紀さんが話す。

「北海道のおすすめは、道のちょうど真ん中に位置する美瑛町です。なだらかな丘が雄大に広がるのどかな地域で、丘の上に木が一本だけそびえ立つ風景は得も言われぬ美しさです。
 沖縄は離島がおすすめです。なかでも石垣島から船で渡る竹富島には、古い集落の町並みが残っていて風情がある。日帰り客が多いので、宿泊すると朝や夕方の絶景を独占できます」(橋賀さん)

 トラベルライターの永田さち子さんは、感染症対策の面からも「沖縄のプライベートリゾート」に注目する。

「石垣島を中心とした八重山諸島や宮古島は、沖縄本島に比べて混雑が少なく予約が取りやすい。そうした離島にある、敷地内で完結できるプライベートリゾートでは、感染状況が悪化してもホテル内で楽しく過ごせます。そうしたホテルは感染症対策にかなり力を入れているので、安心して宿泊できるはずです。また感染症対策として、3密回避のグランピングを楽しむ人も増えており、伊豆や富士(ともに静岡)周辺のグランピング施設もおすすめです」

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