家計

クーポン「使わなければ損」は間違い 飲み物無料のために6000円使う本末転倒

一見、お得に見えるものに落とし穴も(イメージ)

一見、お得に見えるものに落とし穴も(イメージ)

 近年、大々的なキャンペーンなどを打ち出し、認知度を高めているキャッシュレス決済。ポイントが貯まるうえ、現金を持ち歩かずに済む便利さが人気を集めているが、その一方で「ポイントが付いてお得だから」とつい不要な物まで購入してしまう人も少なくない。キャッシュレス決済やポイントとの上手な向き合い方を紹介しよう。

「ポイ活」は頑張りすぎない

 キャッシュレス決済のメリットといえば、なんと言ってもポイントが貯まること。だが、ポイ活をやりすぎるのも考えもの。節約が目的のはずなのに、「ポイントを貯めること」が目的になっては本末転倒だ。

 たとえば、ポイント還元率が1%の場合。1000円分のポイントがもらえたとしても、そのためには少なくとも10万円を使っているということになる。そもそも、節約上手な人ほど、ポイントカードはむやみに持たないもの。いつも使う店のポイントに厳選し、効率よく貯めよう。

クーポンに踊らされない

 クーポン券や割引券も、お金を貯められる人ほど「せっかくもらったから、使わなければ損」とは考えない。消費生活アドバイザーの丸山晴美さんがそのカラクリを明かす。

「かつて働いていた飲食店には、飲み物が1人1杯無料になるクーポンがありました。ある日、そのクーポンを使うために6000円も使ったお客さんがいて……。“クーポン券があるのは、それがお店にとって利益になるから”だと実感しました。本当に必要なときにたまたまクーポンがあればラッキーですが、金額や期限などに惑わされて、お店の策略に乗せられないことです」

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