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マザーズ上場のメルカリが東証プライムに“2段飛び”申請 市場活性化の予兆か

2022年1月27日 7:00 週刊ポスト

東証マザーズ上場時、セレモニーで鐘を打つメルカリの山田進太郎会長(2018年。時事通信フォト)
東証マザーズ上場時、セレモニーで鐘を打つメルカリの山田進太郎会長(2018年。時事通信フォト)

 東京証券取引所(東証)は現在の1部、2部、ジャスダック、マザーズの4市場を「プライム」「スタンダード」「グロース」の3市場に再編する。最上位のプライム市場には、コロナ下でも業績絶好調のトヨタ自動車、ソニーグループをはじめ、キーエンス、NTTや東京エレクトロン、リクルートHD、ソフトバンクグループ、伊藤忠商事、三菱商事など大手商社、三菱UFJフィナンシャル・グループなどのメガバンク、日本電産、武田薬品工業といった日本を代表する企業が名を連ねる。

 今回の再編の目的を東証はこう説明する。

「東証は4つの市場に分かれているが、各市場のコンセプトが曖昧でわかりにくいという課題がありました。また、企業にとって上場はゴールではなく、これからがスタートなのに、上場後の持続的な企業価値向上に向けた動機付けに乏しいというのも課題でした。そうしたことから、3つの市場に再編して各市場のコンセプトを明確化し、それぞれの企業に合った市場で活躍してほしいと考えたわけです」(上場部)

 新たな3市場の上場基準とコンセプトは、「プライム市場」は流通株式時価総額100億円以上の企業で社外取締役を3分の1以上選任するなどガバナンスの面でも厳しい条件があり、主に海外の機関投資家向け。「スタンダード市場」は流通株式時価総額10億円以上で国内投資家向け。「グロース市場」は流通株式時価総額5億円以上で投資にはリスクがあるが、高い成長が期待されるベンチャーや新興企業となっている。

 現在マザーズ上場のフリマアプリ大手・メルカリ(時価総額約7500億円)は東証再編で新興企業が集まる「グロース市場」に移行する予定だったが、急遽、“2段跳び”で最上位の「プライム市場」に申請を変更して市場関係者を驚かせた。

 これが市場再編がもたらす市場活性化の予兆だと考えられる。武者リサーチ代表の武者陵司氏はこう語る。

「スタンダード市場からプライム市場へ、あるいは急成長企業でグロースからプライムへと一足跳びに鞍替え上場を目指す企業はこれからどんどん増えてくる。

 市場再編に合わせてこれまでの日経平均やTOPIXの値動きに連動する投資信託にかわって、新たにプライム市場の株価指数に連動した投資信託が登場するのは間違いありません。新興企業の経営者から見ると、プライム市場に鞍替えができれば、新たな投資信託に組み込まれて買いが入ると予想されるので、株価のさらなる上昇が期待できる。新たな投資を呼びこむことができるわけです」

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