家計

出品者も購入者も後悔 フリマアプリ利用で嫌な思いをしたユーザーたちの声

フリマアプリは便利な半面、やり取りが厄介なことも(イメージ)

フリマアプリは便利な半面、やり取りが厄介なことも(イメージ)

 コロナ禍で自宅で過ごす時間が増える中、フリマアプリを利用している人も多いのではないだろうか。不用品が売れた、お値打ち価格で買えたと喜んでいる人もいるだろう。もちろんスムーズに取引にできればこれほど便利なものはないが、個人間の取引である以上、どうしても面倒なやりとりがあったり、嫌な思いをしたりすることもあるようだ。出品者と購入者それぞれの立場から、ユーザーたちの実体験を紹介しよう。

「私と交渉中なのに…」と恨み節を書き込まれる

 IT企業に勤務する30代・Aさんは、コロナ禍で自宅を整理しようと書籍やゲーム、DVDなどの不用品をフリマアプリに出品。もともと処分するものなので、売り上げにこだわっていたわけではなかったというが、「それが良くなかった」と振り返る。

「普段はオークションサイトを使うことが多かっただけに、想像以上に値下げを希望する人が多くてびっくりしました。そして、『○○円なら即決します』『お値下げ可能でしょうか?』ならまだわかります。でも、『○○の誕生日なので』『予算がないので』『失業したので』『子どもが多くて』『学生なのでお金がなくて』など個人的な都合や事情で訴えかけてくる人もいました。いくら処分品でもボランティアではないので……」(Aさん)

 そうした値下げ交渉のなかで、嫌な思いもしたという。

「値下げを希望するほど必死なんだなとは思います。ただ、値下げ交渉中を依頼してきた間に他の人が出品価格で購入した時には、私の別の出品物のコメント欄に、『私と交渉中なのに。子どもも泣いています』といった恨み節が書かれたことがあり、後味が悪い結果になりました。

 また以前、『友人にプレゼントしたいけど学生だからお金がないため、値下げしてほしい』という人の申し出を承諾したことがありました。すると、購入後にフリマアプリとバレないように梱包し、包装もプレゼント仕様にしてほしいと頼まれたんです。さすがにトラブルになりかねないので、運営側に申し出てキャンセルさせてもらいました」(Aさん)

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