アニメやゲームなど様々なジャンルで、「一緒に同じ動画を見ている感覚になり、共感できるのも魅力」だという（公式ホームページより）
アニメ視聴時に流れるコメントに共感
ニコニコ動画といえば、やはり独自のコメント機能だろう。飲食店で働く20代女性・Bさんは、ニコニコ動画アニメ視聴に欠かせない存在だと言う。
「動画にコメントを付けたり、流れるコメントを読めるというシステムがなんだかんだ好きなんです。中でもアニメ作品はニコニコ動画。私はコメントが表示される動画サブスク『dアニメストアニコニコ支店』で見ています。映画やドラマ、ニュースなど動画はすべて、ニコニコ動画で見たいくらい」（Bさん）
アニメ視聴時にコメントが流れるメリットとは何なのだろうか。
「やっぱり一緒に同じ動画を見ている感覚になるし、共感できるのも魅力。『ここ好き』『今も見てる』というコメントに、『わかる』とうなずいてしまうこともしょっちゅうです。ストーリーの伏線の考察、設定を解説してくれる人もいる。オープニング曲の歌詞職人もありがたい存在ですね。今は以前よりコメントは荒れなくなったような気もします」（Bさん）
「ゆっくり茶番劇」騒動で気になって
「ゆっくり茶番劇」の商標登録をめぐる騒動を発端に、視聴を本格的に再開したという人もいる。IT企業に勤務する30代・Cさんだ。ニコニコ動画の全盛期だった大学時代を最後に、視聴機会が減っていたが最近、出戻りしたという。
「ニコニコ動画はゆっくり動画の発祥の地ですから、久しぶりにニコニコ動画が気になりました。ニコニコ動画を開いて、昔のマイリストを見たらやっぱり面白かった。以来ちょくちょく動画を見るようになりましたが、広告が前後にしか出ないのでいいですね。途中に広告が入るYouTubeより煩わしくなくていい。ぜひともニコニコ動画にはYouTubeとは違う軸で頑張ってほしいです」（Cさん）
このように熱心に視聴するファンや出戻りした人たちから、さまざまな声が挙がった。他の動画サイトにはないニコニコ動画ならではの魅力が再評価されて、再び盛り上がりを見せる日は来るか？
