投資

だからみんな損をする 株を「安く買って高く売る」ができない投資家心理

 過去8年の株式相場は未曾有の金融緩和という追い風を受けて、多くの銘柄が中期的には右肩上がりだったので、あまり考えずに投資をしても小銭を稼げました。しかし、欧米のインフレ退治のための利上げは、株式相場の潮目を変えた。その影響は日本の株式相場にも影響するでしょう。それは、投資のチャンスになるかもしれません。きちんと勉強して、しっかり利益につなげてもらいたいです」

 コロナ禍で米国株投資がブームになったのは記憶に新しい。しかし、米国株安以降、そのブームはすっかり過ぎ去ったように思える。「高い時に買いたくなり、安くなると買いたくなくなる」というのを体現しているのかもしれない。「人の行く裏に道あり、花の山」という相場格言にもあるように、大衆心理とは逆の投資行動を取ることが、投資で勝つ秘訣なのかもしれない。

【プロフィール】
佐藤治彦(さとう・はるひこ)/経済評論家、ジャーナリスト。JPモルガン、チェースマンハッタン銀行ではデリバティブを担当。その後、短期の国連ボランティアや企業コンサルタント、放送作家を経て、テレビ、ラジオ、雑誌などで経済やマネーについての評論、コメンテーターなどを務めている。著書に『年収300万~700万円 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』など多数。最新刊『素人はボロ儲けを狙うのはおやめなさい 安心・安全・確実な投資の教科書』が発売中。

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