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GoogleマップやSNSの活用も “グルメサイト離れ”した人たちの受け皿

YouTubeなどの動画サイトで、お店の雰囲気や行き方などを調べることもできる(イメージ)

YouTubeなどの動画サイトで、お店の雰囲気や行き方などを調べることもできる(イメージ)

“下見”もかねてYouTubeで確認

 映像で確認する人もいる。IT企業に勤務する30代男性・Bさんは、YouTubeが好きで、飲食店探しにも活用している。

「YouTubeだと映像なので、メニューだけでなくお店の雰囲気もリアルに伝わってきて、いいですね。僕は初めて行く店には勇気がいるタイプなので、“下見”もかねている感じです。店主や店員さんの声が入っていると臨場感があるし、親しみが沸きます。コメント欄で、『これは間違いない』という太鼓判、『この店が好きならあの店もおすすめ』みたいな情報が手に入るのもいい。どんどん情報が広がります」

 Bさんは、広域エリアの有名店や話題の店をYouTubeでじっくり探すのに対し、狭いエリアから短時間で探したい時はInstagramやTwitterなどを使っているという。

「お店探しにはSNSでの検索も欠かせません。InstagramもしくはTwitterでおいしいお店の情報を仕入れてから、複数のSNSやブログで評判を検索することが多いです。YouTubeで得た情報をTwitterで検索して確認することもあります。複数のソースを使い分けたほうが、いろいろな意見で判断できていいですよね」(Bさん)

アナログ最強?「おいしいランチどこですか?」

同僚や取引先の人に、おすすめのお店を聞いてみるのも手(イメージ)

同僚や取引先の人に、おすすめのお店を聞いてみるのも手(イメージ)

 アナログ派の人もいる。メーカーに勤める30代女性・Cさんは、取引先や社会人サークルなどで情報を手に入れるという。

「以前はグルメサイトを使うこともあったのですが、最近は取引先に行った時、『このあたりでおいしいランチありませんか?』みたいに、よく人に聞いています。正直、最初はコミュニケーションの一環で、そこまで飲食店を探していたわけでもなかったんですけど、そのうちこの方法だとハズレがあまりないと感じるようになりました。答え合わせのように、後からグルメサイトを確認したこともあって、レビュー通りだと思うともあれば、そうでないことも。やっぱり自分の知っている人の、リアルな声が一番信用できます」(Cさん)

 たくさんのお店を探すなら誰彼構わず聞いてもいいのだが、より精度を高めるべく、聞く人の好みにもこだわるようにしている。

「理想は、聞く人の食の好みが自分に近い人。『おいしい』と感じる感覚が近い人のおすすめなら信頼できます。それが難しくても、例えば『カレー好き』『ラーメン好き』など、何かに特化して詳しい人が、同僚や取引先、社会人サークルなど、社内外にいると、いつも最新かつマニアックな情報が入って来る。行った後、『○○さんのおすすめの店、おいしかったです』と伝えることで、さらなるコミュニケーションにも繋がります」(Cさん)

 自分好みの飲食店をどう見つけるか。選択肢はグルメサイト以外にも数多くあるので、自分が納得できる方法で探してみるといいだろう。

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